もうすぐ春ですね~。
この季節は、植物が上に向かって成長するように、体の中でも「気」が上へ上へと上昇すると古くから考えられてきました。自然も人間も同じという思想です。
そのため胸から上に症状があらわれると言われています。
今の季節なら、花粉症もそのひとつです。
当院に来院される方の中にも、程度の差はあれ、花粉症の方も多くいらっしゃいます。
ちなみに私は、花粉症ではないのですが、なぜかこの季節には、くしゃみが出たり目がかゆくなったりします。人はそれを花粉症だと言うこともありますけれども。
このような症状には、上に昇りすぎた「気」を下げるために足元を温めましょう。私の場合ですと、脚の内くるぶし付近のお灸で対処しています。
それと呼吸器系の力をつけるために、背中(肩甲骨の間)のお灸も昔から言われています。
ところで、「気」というと、昔のテレビではうさんくさい超能力的な扱われ方をされているものが多かったですね。
東洋医学的な「気」は、それとは違って、エネルギーや熱のようなものと考えてください。