諸行無常をとりいれる

4月8日は何の日?

本日来院された方が、ちょっとお疲れの様子でした。

「今日はどこへお出かけでしたか?」とお聞きすると、「今日はお釈迦様の誕生日だから~(以下省略)」とのこと。

灌仏会

そうでした。灌仏会、花祭り、甘茶、天上天下唯我独尊というような断片的な知識しかありませんが、確かに今日はお釈迦さんの誕生日でしたね。

お寺へ行ったり、博物館に仏像を観に行ったりはよくしていますが、信仰心があるという程ではないのですっかり忘れていました。私の場合は、歴史や美術を通じて仏教や仏像に興味があるだけでしたので。

人の体も変わりゆく

私の仏教に関するつたない知識の中でも、「諸行無常」という考え方はわりと普段から意識することがあります。

来院される方から、「若い時はこれくらいで痛くならなかった」「昔はすぐに治ったのに」と言われることがよくあるからです。

「諸行無常」とは「すべての物事は時とともに移ろい、一定であり続けることはない」というような意味でしたよね。

体も同じで、年とともに白髪が増えたり、しわが増えたりしますよね。筋肉や骨も当然変化していきます。

病院で主治医に「年(をとったから)だね」と言われたとおっしゃる方も多いです。それを言っちゃあお終いよと思いますが、「諸行無常か…」と考えると知的です。(本当か?)

そしておもむろに、「色は匂えど 散りぬるを…か」とつぶやくのもいいでしょう。女性ならば「花の色は 移りにけりな いたづらに…」がいいかもしれません。

生活の見直せば良いほうに変わる

美容上の現象は、ある程度受け入れるとしても、生活の中で意識をするかどうかで体の変化を少なくすることもできます。

もし「年のせい」だけが病気の原因ならば、同級生はみな同じ時期に同じ病気になるでしょう。でもそんなことはありません。

食生活、運動、睡眠、ストレス、姿勢、職業など様々なものの積み重ねが健康状態に関係します。

今の生活習慣が5年後、10年後の自分をつくると意識して生活してみてはいかがでしょうか?食事で好きな物をちょっと我慢したり、休日に体を動かすようにしてみたり、趣味をみつけたりもいいでしょう。

そうすれば「諸行無常」で体は良い方へ変化していくかもしれません。

追伸

猫背

スマホの普及で、長時間スマホを利用している方も増えています。

特に、この頃はスマホの利用による肩こり、首の痛み、眼精疲労、頭痛などの方が増えています。筋肉の疲労だけなら良いのですが、頸椎(首の骨)の変形による神経障害などが起きるとやっかいなことになります。

まだ大丈夫だからと思っても、骨の変形などは時間をかけて進んでいくものです。将来後悔しないように、今のうちから気を付けて欲しいものです。

あおきば治療院|多摩センターの鍼灸マッサージ

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