野菜は旬の物が体にいいとよく言われていますよね。新鮮だから栄養も豊富ですし。
また、「身土不二」という言葉もあります。その土地とその土地で暮らす人は切り離せないというような意味です。(字のまま)
その土地でその季節に採れるものを食べるのが体によいということを昔から考えられてきたのでしょうね。
現代風に言えば地産地消もあてはまりますね。地産地消は経済的な意味のことばでしょうけれど。
今の時期だと、菜の花、新玉ねぎ、ふき、うどなどの辛みのある春野菜をとると、体に溜まった「陽気」の発散を助けます。ちなみに私は、これらの野菜はあまり好きではありませんが…。
また、「陽気」がこもりすぎて「のぼせ」のような症状が出たときは酢の物など酸味を摂るとのぼせを下げる効果があります。東洋医学の五行説にも、春=酸と書かれています。ちなみに私は酢の物も好きではありませんが…。
好き嫌いはともかく、旬の物であれば体のために食べるべきだと思います。体調を悪くしたら薬を飲めばいいと考えるのではなく、普段の食生活そのものを薬ととらえるわけです。これを昔から薬食同源と言います。
ちなみに現在広く使われている医食同源という言葉は本来は薬食同源と言われていたんですよね。