先日、甲州側から笠取山へ行きました。
ここは分水嶺になっていて、上の写真の柱を境に多摩川、富士川、荒川へ水が別れるところになります。頂上ではありません。
水つながりで、水分について書いてみます。
最近、暑い日が続いて水分過多気味になりますが、みなさんはどのくらい水を飲んでいますか?
いったい一日の水分摂取量はどれくらいがよいのでしょうね?私の持っている本でも、いろいろなことが書かれていていったいどれが正しいのか?と悩んでしまいます。
ある本では、「血中の糖の濃度」を減らすために「水はたくさん飲んだ方がいい」と書いてあります。
また別の本では、「水分をとりすぎる人」は「血中の水分量が多くなり」「高血圧になる」と書いてあります。
(カギカッコ内は飲用…でなく引用)
また、夜中に水分を失うから寝る前に水を飲むべきという意見もあれば、水を飲むから体が冷えて夜中にトイレに起きるんだという意見もあります。
ことほど左様に、健康情報は矛盾した意見がいくつもあります。
こうなるとあとは、自己判断になりますよね。
一般的には、1~2リットル飲むべしという意見が多いですね。ただし、食事に含まれる水分を含めてなのか、否かはあまり明らかではありません。コーヒーやお茶を飲んだ場合はどう考えるのかも不明です。
よく、「テレビでこう言っていました。」「〇〇はどうするべきですか?」と質問を受けることも多いです。
しかし、その多くが体質や何を目的にするかで答えがかわってきます。水分に関しては季節も関係してくるでしょう。
結局、水分量に関しては何が正解とは言えません。どのくらいが適切という研究結果もないようです。(臨床データを集めることがほぼ不可能のようです。)
なんだ、答えはないのか?と思われるかもしれませんが、体重100㎏の人と体重40㎏の人が同じはずはないですよね。外で運動している学生と、一日座ってパソコンに向かっている人が同じはずもありませんよね。
私自身としては、のどが渇いたら飲む。あまり冷たいものは避ける。(でも飲んでしまいますが)…というのがいいのではないかと思います。
なお高齢者の場合は、のどが渇いたと感じる力が弱い場合も多いですから、この時期は特に室温調節や一定時間での水分補給を促すことが大切です。
笠取山の水干というところです。多摩川の最初の一滴が染み出てくる場所になります。